進路指導プログラム

具体的な目標を設定して、
実現するための6年間。

6年間かけて一人ひとりの個性を育てる東山の中高一貫教育。学習方法だけでなく、将来の夢を具体化し、モチベーションを高めることから指導しています。生徒はその夢を実現するために自分から学ぶ姿勢、セルフ・リーダーシップをごく自然に身につけていきます。学びにおいては、高校受験のロスがない一貫教育のメリットを生かし、「考える力」を育む学習を実現。また無理のない先取り学習を進め、高校3年では1年間、実践的な受験勉強に充てられるように配慮しており、目標とする難関大学への現役合格をより確実なものにしていきます。

6年間の一貫教育指導プログラム

中学1・2年 
師匠からの教示を固く守って修練する段階

  • 夢の実現
    プラン

    自分の夢を見つける
    毎週の月曜集会で教員が「夢とロマン」について話すなど、自分自身の夢を持つ大切さを伝え、
    「君の夢は?」と問いかけることで自覚をうながします。また、「10年カレンダー」には、「高校卒業式」や「20歳の誕生日」などを記入します。
    作文に書いて具体化する
    「10年後の私、20年後の私、将来の夢」について作文を書くことで夢を文章により具体化します。また、進路指導においては、独自の「進路NAVIプログラム」を設定。体系立てた指導によって、一人ひとりが自分の描いた将来を、より確実に実現できるようサポートします。
  • 学力伸長
    プラン

    【基礎学力定着期】
    学習習慣の確立と基礎学力の定着

    答えの正誤だけでなく、宿題の提出を評価し、毎日の課題をやりきる学習習慣をつけます。

    単元ごとに小テストを設けることで、学習の理解を確実に高めていきます。

    日常的な補習や再テストによる反復学習で基礎学力を徹底して定着させます。

    日々の学習計画を自分自身で作成し、自主的に学ぶ姿勢を身につけます。

    中学2年の最後に高校入試にチャレンジします。

  • 社会性養成
    プラン

    基本的生活習慣の確立
    校長以下、教員が朝の校門に立つなどにより、大きな声で挨拶する習慣をつけます。また、自分たちの生活環境について考える時間を設けます。
    ルールを守る
    ルールや規則をただ押しつけるのではなく、それらがなぜ存在し、なぜ守らなければいけないのかを考え、必要性から理解していきます。

中学3年/高校1年 
師匠からの教示を元に応用を働かせる段階

  • 夢の実現
    プラン

    実現方法を考える
    ホームルームの時間にクラスメイトに自分の夢を発表。その夢はどうすれば実現できるのかを考えます。夢の実現に向けて自分の夢を持つことの重要性を学びます。また、希望の大学に進むための学力を確実に身につけるため、学習習慣の確立を徹底します。
    職業観の育成・職業研究
    ビジネスの第一線で活躍する学外の講師を招き、講演会を開催するなど、職業について知る機会を設けます。また、夏休み中に将来就きたい職業を調査。そのレポートにもとづいて進路プランを進路指導部、担任とともに、生徒自らが考えていきます。
  • 学力伸長
    プラン

    【応用期】
    予習して授業に臨む姿勢の確立と定着

    高校受験のロスがない一貫教育の利点を生かし、中学3年から高校課程を先取り学習。

    教科書通りの学習内容だけでなく、さまざまな事柄に触れ、広い視点と教養を培います。

    早期からの模擬試験の実施により、自分の実力を客観視する機会を設けます。

    将来のイメージにもとづいて、自分だけの学習計画を作成します。

  • 社会性養成
    プラン

    道徳とは何かを知る
    「土曜特別講座」では新渡戸稲造著書“Bushido:The Soul of Japan”『武士道』を原文で読みます。“人として自分がどう生きるか”という視点で広く考える機会を設定。現代の社会問題などを取り上げながら、よき社会人への道を探ります。
    マナーを考える
    マナーの必要性を自分の周りの人間関係に照らして考え、よりよい人間関係を築く方法について理解を深めていきます。

高校2・3年 
師匠から独り立ちし、独自の境地を開く段階

  • 夢の実現
    プラン

    全国の大学の学部・学科研究
    プランを実現するために大学で何を学ぶのかを具体化。OBの講演会を催したり、各大学の進学説明会を校内で実施。また、オープンキャンパス、連携大学の見学会などへも積極的に参加し、自分がめざす大学の学部、学科を早い段階で明確化します。
    入試システム研究・志望大学決定
    志望大学を具体的に絞り込み受験指導の専門教員の下、志望する大学の入試システムを研究。過去の試験問題や全国模試の成績の分析などから、受験対策を具体的に進めます。志望大学に合格するために、足りない部分を補い、実力をさらに向上させるプランを作成・実行します。
  • 学力伸長
    プラン

    【受験準備期】
    自学自習と現役合格のための受験指導

    高校2年までに教科書の内容を終了し、大学受験を見据えた演習形式の授業へ移行。

    過去問を徹底的に分析し、さまざまなアプローチの仕方を具体的に指導します。

    進路別補講などにより、一人ひとりの目標に対応した受験指導を実施します。

    単なる受験テクニックにとどまらず、全てに対応できる「思考力」を育成します。

  • 社会性養成
    プラン

    モラールを高める
    「プラス思考」「プラス志向」「プラス指向」という3つの前向きな心構えについて指導。社会的使命感を持って前向きに生きる方法を考えていきます。
    リーダーシップを発揮する
    単に指導的な立場につくことだけでなく、自分の個性を生かして、人に影響を与えていく“リーダーシップ”について考え、実現していきます。

東山の教育指導

東山チャレンジ 全学年対象
学年が上がるたびに大学進学への意識が高まります。ここで忘れてはいけないのは「大学合格がゴールではない」ということです。志望校合格に向かって勉強に取り組むと同時に、興味のあることもやってみるチャレンジ精神を大切にするために、「やりたいことをやろうとする人・団体を、東山が応援します」と銘打ち、学術、芸術、スポーツ、ボランティア活動など、生徒が「チャレンジしてみたい」と考えていることを公募し、採択されると助成金を支給する、「東山チャレンジ」を2019年からスタートさせました。
駿台サテネット21 全学年対象
生徒全員に、無料で「駿台サテネット21」のID・パスワードをお渡ししています。基礎講座、入試対策講座、分野別対策講座、季節講習講座、論文対策講座など約300の映像講座をテキスト代のみで受講可能。自宅でタブレットで受講、CBTを用いた確認テストも受講できます。
※ほとんどが高校生用ですが、中学生も利用できます。
補習授業 中学全学年対象
中学の補習授業は、日々必要に応じ、放課後を利用して行っています。定期テストの2週間前には主要5教科について学力の底上げを必要とする生徒を対象にした指名補習授業も実施しています。
読書ラリー 中学全学年対象
国語力は文系、理系を問わず学力を支える力。中学時代に国語力を伸ばすには読書が最適とされており、楽しみながら、読書習慣を養うために、好きな書籍を100ページ読むたびにシールを貼り、シールの数を競い合う「読書ラリー」を実施しています。
洋書多読 中学全学年対象
英語の授業で図書館へ移動して、各自が読みたい洋書を読む授業です。この授業では日本語の使用を許可しているため、生徒同士でわからない単語や文法を質問し合ったり、自発的にペアになって読み聞かせをする生徒もいます。
夢ナビ 中学1年
本物に触れることを目的とした土曜特別講座では、中学1年生を対象に夢の見つけ方を指導。本校独自の手帳に夢を記し、実現をめざします。
勉強合宿 中学1・2年:8月 高校1・2年:8月
中学1・2年次、高校1・2年次に開催しており、中学3年生のみ英語に特化した「英語キャンプ」を行います。中学では1日10時間、高校では12時間と長時間しっかり集中し、勉強に取り組むペースを培います。仲間との絆を深める大切な機会でもあります。なお、高3では勉強合宿に代えて夏季集中学習会を実施しています。
Dゼミ 中学3年
中学3年生を対象に希望者を募り、3年間の総復習を目的にして行う講座です。参加者はレベル別にクラス分けをして、テスト形式の問題や英文法の復習などに取り組みます。
農村体験 中学3年:5月
一泊二日で農家に行き、農作業などのお手伝いをする中学3年生を対象とした取り組みです。生徒たちは、慣れない農作業に戸惑いながらも土に触れる喜びを体験します。家族以外の方々との生活を経験することでたくさんの学びがあり、中3冬の海外修学旅行へとつなげます。
東山英語キャンプ 中学3年:8月
ネイティブスピーカーの講師を招き、少人数制で実施。英語によるディスカッションやプレゼンテーションを全員が体験します。中学3年次に行われる海外修学旅行に備えます。
Osaka English Village (OEV) 中学3年
「1歩入れば、そこはアメリカ」がコンセプトのアメリカの日常を実感できる体験型学習施設を訪問。海外修学旅行の事前学習としても、有意義なものになります。
カナダ語学研修 高校1・2年:3月
高校1年生の希望者を対象とした語学研修です。研修先はカナダ。語学レベルや目的に合わせてアカデミックコースとプラクティカルコースを選べます。「英語を体験的に学ぶ絶好のチャンス」として、多数の生徒が参加しています。
エンパワーメントプログラム 高校1・2年:3月
海外のハイレベルな大学生とともに、時事問題やキャリアなどについて英語でディスカッションをします。プログラムの最終日には、自分の目指す進路について発表できるように考えをまとめて発表します。
キャンパスビジット 高校2年:5・6・7・10月
高校2年次の春から秋に、京都大学、同志社大学、立命館大学、京都産業大学など多数の大学を訪問します。キャンパス見学に加えて、大学教授による「特別ミニ講座」も受講。このような大学の先取り体験を通じて、大学で学ぶことへの興味を高めます。
キャリアに学ぶ 高校1年対象
伝統産業・IT企業・政治・医療メーカー・金融など、さまざまな分野で活躍する社会人のお話を聞き、将来を考えるきっかけに。
学習説明会 高校1年対象
高校1年生になった生徒に対し、高校での学習方法を意識づけるために実施しています。「プラン→実行→チェック→改善」という学習計画法を習得し、セルフ・リーダーシップの養成につないでいます。
東山スタディパートナー 高校全学年対象
高校生全員を対象とした「目標設定」と「振り返り」のためのオリジナルファイルです。毎週、月曜の10分間で記入。何度も振り返って書くことで、夢を描くとともに、思考力と記述力を養います。
放課後特別講座 高校全学年対象
高校では、数学・英語・国語の主要3教科を中心に、放課後特別講座を実施しています。高校1年生では週2回、高校2年生で週3から4回、高校3年生では志望大学レベルに分かれて週4回実施しています。